便秘のいろいろな知識
一番はじめに書きました『なぜ便秘になるのか』項の中で、便秘薬の乱用による便秘のお話をしましたよね。そこで書いたとおり便秘薬はあまり使用しすぎると排便の能力が弱まり体にはよくないのですが、だから便秘薬は絶対使用してはいけない、という事ではありません。あまりに辛い便秘症状の時でも、便秘薬は危険だからと使用せず我慢するのも良くないんです。
ですから便秘薬はできるだけ使用しないほうがいいのだけれど、どうしても辛い症状のときは使用方法を守り、気をつけて使用するのはアリなんです。
ただ、真上でも書いたとおり使用方法を守り気をつけて使用するのは大前提です。正しい使用方法については次回ご説明しますので、今回は便秘薬を使用する際に知っておいた方が良い事前知識をお話をしますね。
はじめに知っておいたほうが良い事として便秘薬の種類があります。便秘薬は大きく分類して『刺激性下剤・膨潤性下剤・湿潤性下剤・塩類下剤』の4つに分けられています。
刺激性下剤とは大腸を直接刺激して蠕動運動を起こさせる便秘薬の事を言い、膨潤性下剤とは食物繊維のように水分を吸収して膨張し、腸に刺激を与え排便を促す便秘薬の事で、湿潤性下剤とは腸に溜まっている便の表面張力を低下させ水分を浸透させ軟らかくする便秘薬の事を言い、塩類下剤とは腸内に水分を溜め便を軟らかくして量を増やし腸を刺激して排便を促す便秘薬の事を言います。
この中で作用が比較的穏やかなものが『湿潤性下剤・膨潤性下剤』で、作用が強く習慣性の高いものが『刺激性下剤』、習慣性は少ないけれど適量を超えて使用してしまうと危険なものが『塩類下剤』となっています。
便秘薬を使用するときはこの便秘薬ごとの作用を把握した上で自分の便秘症状に合ったものを選ぶのが大事なのです。
またそれと合わせてですが、便秘薬は症状の改善を目的とするものですが便秘になる根本的な原因を解決してくれるものではありませんので、薬を使い症状を改善したらその後は生活習慣等見直して便秘にならないための体作りをしていくのが大切です。